自然を紡ぐ~綿~ 夏の日
2016/08/20出雲ノおすすめ!
この花・・・何の花だと思いますか?
日の光を浴びて、白い大きな花びらが透き通り
夏の暑さを一瞬忘れさせてくれるような美しさ。
綿の花です。
花が終わると緑色のぷっくりとした実をつけます。
有機のものだけで肥やされた大地の栄養と、サンサンと降りそそぐ太陽のまぶしい光を
独り占めしたかのようにすくすくと成長します。
無農薬なので、遊びに来た虫たちが大きな葉っぱを我がもの顔で
ムシャムシャと食べるんですよ。
季節は移り、太陽の光が少しオレンジ色に変わる10月頃
パカっと中からふわふわの綿が顔を出します。
そんな優しい綿を育てている出雲北山のふもとに住む河瀬さん。
20年前までは、金融機関でバリバリのキャリアウーマン。
夫の転勤をきっかけに退職し、住み始めた場所で羊毛を使った工房に出会うのです。
それまで四角い紙や硬いコンピューターに囲まれていた河瀬さんは
やわらかい羊の毛にあたたかく包まれます。
好きな編み物の毛糸が人の手で一から紡いで作れることに感動!
すぐに自身も手紡ぎを始め、のめり込みました。
地元出雲に帰ってからは、羊毛のほかに、自身の畑で種から育てた綿も紡ぐように・・・
紡いだ綿を丁寧に手編みしたオーガニックコットンのはんかちです。
自然のやさしさがあふれていて、手に持つだけで癒され、
思わず頬ずりせずにはいられません。
次はふわふわの綿がお目見えする秋ごろに紹介しますね(^-^)