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出雲の十薬『どくだみ』①

2017/06/20出雲ノ自然

おいしくはなさそう・・・
身体には良さそうだけど、にがそう・・・

「どくだみ茶」

ときいて思い浮かべるみなさんのイメージは、そのようなものではないでしょうか?
実は私自身もそのひとりです。

でも実は、ほのかに甘くて、温かくしても冷やしても、とても美味しいお茶なんですよね!
古くから薬草として愛されてきたどくだみは、自生する土地の環境によって、
その風味が微妙に変化するといわれます。

梅雨が近い季節になると、メディソルのある出雲北山にも、
あちらこちらで自生しているどくだみの可愛い白い花が見られます。

周囲を自然に囲まれたメディソルにも、あちらこちらで咲いていて、
可憐な白い花と独特の香気が自然派の社員さんの癒やしとなっています。

「どくだみを摘むのは花が咲いた今の時期だけだよ。見にこらん?」とは、
地元の野草研究会『ササユリ会』さんからのお誘い・・・。

おじゃましたのは野草研究会『ササユリ会』の荒木千恵子さんのお宅。
荒木さんは、御年80歳!

はつらつとしたその若々しいお姿には、やはりどくだみが関わっているのでは・・・
と思わざるを得ません。

自然が色濃く残る出雲北山では、山や畑、あちらこちらに愛らしい白い花をつけたどくだみが自然に生えています。

野草研究会『ササユリ会』さんが作るどくだみ茶は、なんと「根」「葉」「茎」「花」をまるごと使用!!
どくだみのチカラを余すことなく活かし切ります。

そして全て自生のどくだみなので、もちろん農薬も化学肥料も一切使用していません。
究極のオーガニック。

「まるごと」と言うのは簡単ですが、実は根っこは簡単には抜けません。
根が地に力強く張り、どこまでも続いているような力で生えています。
とても強い生命力を感じます。
なかなか全部は引き抜けず、根っこ15センチほどのところで切れてしまいます。

抜いた時には、根から放たれる独特の香りが辺り一面漂います。
やはり、この根にも「十薬」と呼ばれるどくだみ茶の秘密がありそうです。

丁寧に洗った後は、天日で1~2週間干します。

荒木さんは「昔から自然のものを頂いてきたので・・・それが今の私。」
とにっこり。
この笑顔こそが、この地に受け継がれてきた出雲の自然のめぐみであるかのようです。

この辺りは野生の鹿も多いのですが、やはり野生の動物たちは生き抜くための感覚が
研ぎ澄まされていますよね。
例えば、すいせんの球根には毒があるので鹿はすいせんを食べません。

でも、この時期のどくだみは鹿も好んでたくさん食べるそうです。
きっと、どくだみが身体に良いって知っているんでしょうね。

出雲の自然をお届けするメディソルでは、この『ササユリ会』さんの特別などくだみ茶を皆さんにお届けします!
間も無く公式オンラインショップに並びますのでお楽しみに♪

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