神等去出祭(からさでさい)
2020/12/01歴ノ風景
早いもので12月となりました。
(写真は昨日のメディソル近くの海と空の様子です)
昨日は満月でしたね。
そして、地球の影のうち半影と呼ばれる
薄い部分に月が隠される『半影月食』でした。
皆様は月光浴をされたでしょうか?
昨日の月は小さかったですが、
神秘的な強い光を放っていました。
神在の満月でクライマックスを迎え、
人々の“しあわせ”の御縁を結ばれる会議
「神議(かみはかり)」はめでたく結ばれ、
本日、12月1日午後4時からは、出雲大社にて
「神等去出(からさで)祭」
が行われます。
「神等去出(からさで)祭」は、
神様をお見送りする神事。
八百万の神々は神職の
「お立ち~!」
との高声とともに出雲大社をお立ちになられます。
出雲大社を出られた神々は、
松江市の「佐太(さだ)神社」へ。
そして最後に出雲斐川の
「万九千神社(まんくせんじんじゃ)」に
お集まりになり、
直会(なおらい)をするといわれています。
万九千神社の絵馬には、
神さまたちが楽しそうに神の宴、
直会をなさっている姿が描かれています。
また、万九千神社の近くの「斐伊川」に
かかる橋の名をご存じでしょうか。
神が立つと書いてその名も「神立(かんだち)橋」。
まさに、ここから神々がそれぞれの国に
お立ちになるということを表していますね。
神さまが出雲からお立ちになるまで
あと少し。
どのようなご縁を結ばれたのでしょうか。
皆様にとって良いご縁が結ばれますように。
神の國、出雲からお祈りしています。