酒造り発祥の地とは!?
2018/10/12神々の國出雲
出雲には、酒造りの発祥といわれている神社がありますが
ご存知でしょうか??
出雲小境(旧平田市)に鎮座する佐香神社。
『出雲風土記(天平5年2月)』によれば、
「神々が清らかな佐香の川に囲まれたこの地に舎屋を建てて、
出雲大社に全国から集った八百万の神々に酒を醸し振る舞った」
とあります。
この「佐香(サカ)」が古代に酒を表す言葉でもあることから、
酒の語源ともいうべき地名であり、日本酒発祥の地であるとも推察されています。
十月が他国では「神無月」であるのに対して、
出雲国では「神在月」となり
全国から八百万の神々が集い、国護りの議事や縁結び談義を重ねる、その際に宴をするのですね。
また、スサノオノミコトがヤマタノオロチを退治するために、八塩折の酒と呼ばれる非常に濃く強い酒を飲ませたという話など、この地の神話や風土記には神と酒が密接に関係していたことがうかがい知れる様子が記されています。
伊勢神宮、出雲大社、宇佐神宮など、
島根県(古代の出雲国)には、酒造免許を付与され、
酒造りが認められている神社が現在でも二社あり、
ひとつが出雲大社。
そのもう一社こそ、佐香神社なのです。
佐香神社の毎年10月13日の例大祭において
メディソルでは水素水を奉納していますが、
今年も明日13日(月)に佐香神社境内で
『どぶろく祭り』
が開催され、境内で醸されたどぶろくが訪れた参拝者に御神酒として振舞われます。
「醸す(かもす)」とは、
酒を醸造することのみではなく、醤油・米酢・味噌などを醸造することでもあり、
670年続く由緒あるこの神事には、
酒造家、杜氏はもちろんのこと、
味噌・醤油などの製造、販売に携わる方たちも県内外から訪れます。
10:00~ 醸造安全祈願祭
14:00~15:00 氏子祭
15:30~21:00 神楽、「どぶろく」の振舞い
となっています。
神楽、獅子舞の上演、物産販売などもありますので、
この機会に参拝されてはいかがでしょうか?